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涙が込み上げてくるとき


小さな宝箱に詰め込んだ沢山の喜びや夢。


蓋を開けるとキラキラ輝いて

何度もウキウキしてわくわくして

また新しい夢が出来たりした。


大好きなあの瞬間、、。


……

でも、なんとなく、開ける頻度が減って


時に予期せぬ荒波や要らぬ声で

宝箱を空けるのが怖くなったりした。


理想に計画性を加えるとなんとなく輝きを失うような気がして更に遠ざかっていく。

残るのは色褪せた思い出だけになった。



そして今や宝箱をどこに隠したのかわからない。


あの瞬間に出逢えたのは

きっと、子どもだったから。

先なんて考えない、怖いものもない、

そんな子どもな私だったから。


そうやって

みんなが使う呪文を何度もつぶやく。

「もう、歳なんだし。」



忙しくすぎる日々を過ごすと

私はある歌に出逢った。


ふと涙が込み上げてくる。


泣くには明るすぎる歌で

とても軽やかで、

思わず笑ってしまいそうだった。

それでも、涙は止まらなかった。


『ぁあ、ここにあった。』


私が隠してしまった宝箱。

こんな近くにあった。


全てが鮮明になっていく。


都会の空気が

なんだか澄んだような気がして

聞こえてくる一つ一つの音に

話しかけられているようで

そこらに灯る明かりは

これからの道標みたいだった。


やっと、会えた。

私が私でいる証に。私が私を見つけた瞬間に。


誰かわからない、

神様なんていつか考えないようになったけど

やっぱり、誰かが見ていてくれてるんだと思う。


「ありがとう、ありがとう、」


そう何度もつぶやいた。


どこかで聖書を読んだ時を思い出した。

「あなたを決して見捨てない。風の中でも水の中でも雑多の中でもあなたに話しかけ続けるだろう」

そんなふうな言葉が書いてあったと思う。



そういえば、もうすぐクリスマス。


私の幸せを願うどこかの誰かへ

心から愛を、そして幸せを私も願った。



もう、宝箱を見失わないように

目印をつけた。

航路を見直して、また進むために。



頬から滴が落ちて宝箱の中に入った。

喜びだらけのキラキラした宝石に

悲しみや悔しさが混ざると

優しい光が浮かんでとても綺麗に動いた。

今まで見たよりもとても綺麗だった。


きっと、

今までの私はこの日のためにあった。



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年の瀬ですが、

皆さん身体には気をつけて🤲

いつもフォローと

シェアありがとうございます✨️

そして、希望は内なる心に育て

健やかな日々を過ごせますように♡


全ての縁に感謝が込み上げたので

ほんの少しのストーリーをプレゼントします😌💓


また音のなる場所で会いましょう♬.*゚

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